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いま、ストップウォッチを止めた

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左腕に目をやる。

「壊れない、狂わない、止まらない」時計に必要であろうすべての要件を満たしたデジタル時計だ。

ストップウォッチ・モードで示されている時間は、いよいよ、ちょうど8時間を超えた。


つまり、あれからもうそんなに時間が経ったということか。




ちょうど8時間前。


僕は会社の隅の方の薄暗い部屋、部屋というには小さすぎる気がするその一角で、じっと佇み待っていた。

さっきからじっと耳を傾けている、シュー・・・というその音がやがてゴボゴボと不規則に脈打つような音に変わり、僕は、その煮えたぎった熱湯を・・・・ベリベリ、と引き剥がした蓋との隙間から「香わさびきのこそば」のカップに線まで注ぎ込んだのだ。


そしてきっちり3分待つためにストップウォッチをスタートさせ・・・そのまま・・・。



忘れた。


そばを最初に啜った時は、10分近くたってたよな、たぶん。


意味ねえ・・・。

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